測量と整地
太陽光発電システムを設置する前に、設置場所の状態確認を行います。現況測量や整地の流れをご紹介致します。
測量
ドローンを使用して空撮を行います。手動で行った場合には1週間かかるとされる作業が3~4時間程度まで短縮することができます。
(1)あらかじめ作成しておいた飛行航路をUSBケーブルにてUAV本体に送ります。
(2)設定された経路を飛行しながら、航空写真を連続撮影します。
◆◇ 空撮測量について ◇◆
視差効果(ステレオカメラ)の応用を用いて単純な三角法で高さを算出します。
1.少しずつずらして撮影した画像内から特徴量検出により、同一ポイントを見つける。
2.これらにより、三角形を複数形成し、高精度測量を行なう。
(3)航空写真を専用システムで解析し、高密度の点群データを算出。点群データより3D作図を行います。
(4)設計図面を3D化したものと、得られた3D作図データから比較土量を算出します。
整地
(1)土質・埋設物などの変動要因を調査・解析し、最適な施工計画を作成します。
(2)作成された施工完成図面の3次元データによって知能化されたICT建機による整地を行います。
ドローンの空撮のみでなく高精度の3次元データによって確認作業が減り、整地の作業工期も短縮できます。また、目視してオペレーターに指示をする現場作業員が必要なくなる等、人件費の削減が見込めるだけでなく、現場の安全にもつながり、測量と整地において多大な効果を得られております。